“化学調味料”がテレビなどのメディアで使ってはいけない、いわゆる「放送禁止用語」との噂があります。
放送禁止用語は下品なワードや差別用語にあたるものが該当するケースが多いので、“化学調味料”が放送禁止だと聞いて疑問に思う方は多いと思います。
今回の記事では、”化学調味料”の言葉について紐解いていきます◎
目次
化学調味料は放送禁止用語だった?
結論から言うと、“化学調味料”は放送禁止用語ではありません。
「タブーとしている」が正しい位置付けで、各テレビ局も放送禁止とまではしていませんが「使わないようにしている」とのこと。
某情報番組で出演者が「化学調味料」と発言した後、アナウンサーが「正しくは、うま味調味料でした」と訂正したことで「化学調味料=放送禁止用語」との噂が広まったとされています。
化学調味料はなぜタブーとされている【理由】
では、なぜ化学調味料がタブーなのか?
それは「化学」に対するイメージが良くないからです。
元々”化学調味料”は、具体的な商品名を言えない公共放送が、味の素を別の言い方にするために使われるようになった代用の言葉です。
「化学調味料」という表現は、1950年代半ばにNHKの料理番組で、公共放送の立場から製品名を呼べないため、一般名称として使われていた。
引用元:「化学調味料」は放送禁止用語? TBS生放送で訂正「うま味調味料でした」…言い換えの理由とは: J-CAST ニュース【全文表示】
その後、科学的に“うま味”が認められてからはうま味調味料と表現されるようになりました。
このように、公共放送の放送ルールを理由に化学調味料と言われるようになりましたが、「化学」に対するイメージが良くないことから、現在はうま味調味料と表現されています。